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甘い極道性活05

 杉本サキ

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 十四松の後孔を慣らしてやるのは一松の楽しみの一つではあるが、それを奪われはしたものの、十四松が一松を求めて自ら尻を弄るようになったのは、喜ばしいことでもある。

「はあ、なるほど。十四松はおれとセックスしとうて? おれのことを考えて、自分でケツいらってきたんか?」

 わざと言っている。それはいくら十四松でもわかったが、否定する要素はどこにもなかった。さっき自分が告白したことをそのまま繰り返されただけなのだから。

「うん……」

 だから頷いた。突然の行為に驚きはしたが、それでも十四松は一松が欲しいのだ。

「いい子じゃ。ほんなら、もう挿れてもええじゃろ」

 おまえの望み通りに、と続けたが、ふと気づいて忘れとった、とデスクの引き出しからゴムを取り出した。

 そのまま手早く装着すると、十四松の返事と同時に一松は腰を押しつける。

「あっ、あ、んっ」

「こら、声は控えんさい」

 この部屋は防音工事もしてあるから、多少ならば外まで十四松の声が届くことはないだろうが、ドア前に舎弟がいるという演出の都合上、一応そう言っておく。声を我慢されるのは面白くないし、かといってあまりに大声になるのも困る、という一松の非常に勝手で面倒な注文だった。

「ん、んぅっ、はぁ……、ん」

 指とは比べものにならない質量にグッ、と内臓を押し上げられ、性感帯を擦られて十四松は注文通りになるべく声を殺し鳴いた。勃起して先走りを垂らす陰茎も、肉棒を突き込まれている結合部も、全てが一松の前に晒されるようなあられもない格好を、強要されるままに受け入れる。

「一松兄さぁん」

 代わりに十四松は、とことん甘えた声で一松の名を呼び、キスをねだる。ぼくのことを可愛がって欲しい、という無言の訴えに一松が弱いことを知っているのだ。

「しようのないヤツじゃ。ほら、口もっと開けて舌出せ」

「んぇ、は、っんんっ」

 ピストンを繰り返しながら、口づけては繋がる。パン、パン、パンッ、と肌を打つ音に合わせて、ぱちゅ、ぱちゅ、と二人の間で結合音が響いた。

 久しぶりのセックスだというのに、ぴったりと一松に馴染む十四松の粘膜がたまらなく気持ちいい。かつての約束どおり、十四松が一松にしかココを許していない証明のようだ。ゴム越しとはいえ、あたたかくて柔らかく、そのくせ絶妙なキツさで一松を締め付けてくる。

 動きを止めればもどかしげにヒク、ヒク、と収縮を繰り返し、容赦なくピストンすれば歓喜に震えて悦ぶ。一松が十四松の中を突くたび、面白いほど連動して十四松のペニスも揺れた。

 せっかくだから長く楽しみたいという気持ちは、どうせ一度では終わらないだろうという予測に負け、やがて一松と十四松は射精を果たした。

 

 

 使用済みのゴムを縛り、ティッシュにくるんでゴミ箱へと投げ捨てると、一松は箱から取り出した新しい袋を噛みちぎって再び自身をゴムで包んだ。

 ソファから移動して使っていない事務机に十四松を這わせるようにして、背後から抱きしめると、今度はゆっくり、確かめるように貫いていく。

「あっ、あ、ア!」

 ガクガクと十四松の力が抜けて膝が震えているのに気づいて、身体を支えてやる。反らした背筋を流れる汗を舐めとり、シャツの生地越しにもわかるほど勃っている両胸の乳首を摘み上げた。

「ひっ、んっ、やぁっ」

「こら、どの口が言うとるんじゃ」

 触った途端にキュウキュウと締めてくるわかりやすい身体のくせに、と半ば呆れながら言ってやる。さっきは触ってやれなかったが、十四松のココは一松が育てた大事な性感帯だ。

「気持ちええんじゃろ」

「ん、……うん、気持ち、い」

「やれやれ、ほんまに素直なやつじゃの」

 可愛くて仕方がない。

 十四松は今ではそれなりに筋肉のついた肉体派で、髪も短く、どう見たって女と見間違えることはない外見だが、ツンと尖った乳首を摘まれれば身をよじり、尻の穴だけで一松を悦ばせながら達することが出来る身体になっている。

 十四松を慕う舎弟や、カタギのモンが想像もしないであろういやらしい姿を、一松だけが知っているのだ。

「気持ち良うしちゃるけぇ、もっと尻上げぇ」

「……ん、はぁっ!」

 十四松が腰を反らし、尻を突き出した途端、一松のモノがずぶずぶ、とさらに奥へ侵入する。

「か、はっ、! ぁあっ、あっ」

 バックだから、さっきのセックスでは到達していなかった奥まできている、と十四松が認識すると、一松は何度もそこを突きながら乳首をギュッと摘んだ。

「ひっ! ああ、んっ、あっ、にいさ、ぁん」

 ズポ、ズポッ、と激しい抜き差しをされる度に十四松は声をあげてしまう。

「可愛ぇの。胸もコリコリしとるし、ハメられとるケツの具合もさらに良うなったで」

 わざと耳元で囁いて、一松は十四松の感度を高める。

 自分では特に意識はしていないが、どうやら十四松は一松の声が好きらしい。吐息のかかる距離で聞くと、腰が抜けそうになると言われたことがある。

「十四松。じゅうしまつ」

 熱っぽく名前を呼びながら、何度も腰を押しつける。グチュ、グチュ、と中を掻き混ぜるようにして角度を変えては十四松の身体を突き上げた。

「あ、ぁん、いち、まつ、にーさぁん」

 だいすき。

 きもちいい。

 もっとぉ。

 十四松の素直な訴えに、一松も煽られる。

 尻の肉を掴んで大きく左右に開き、根元まで銜えている結合部をしっかりと視界に納めながら、ピストンを繰り返した。

 おれももう我慢できん、と一松が白濁をぶちまけると、十四松も続いて後ろで達した。

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